広告運用で調べた際、主に「リスティング広告」「SEO」「MEO」が出てきます。
それぞれの違いが何か、いまいちわかりにくいですよね。
まずはこちらの表をご覧ください。
対策方法ごとの表示順と、かかる費用の目安です。
こちらを念頭に置きつつ、各対策方法の違いをメリットとデメリットとともに解説します!
対策方法 | 表示されるまでの期間 | 費用 |
リスティング | 即日 | 1,000円〜 ※クリック率(CTR)によって変動 |
MEO | 一ヶ月 | 15,000円〜 |
SEO | 半年 | 基本無料 |
リスティング広告のメリットとデメリット
【メリット】
- 検索結果の表示順が一番高く、トップに表示される
- 対策後、結果が早く反映される
- 実店舗がなくても運用できる
【デメリット】
- クリックされる度に費用がかかる
- こまめに運用を改善して行く必要がある
リスティング広告は、費用がかかりがちになってしまう傾向にあります。ですが、検索結果のトップに表示される為、ユーザーの目に触れやすいです。早く結果を出したい方向けの広告となります。
また予算管理や入札管理など、定期的な管理の手間がかかります。
SEOのメリットとデメリット
【メリット】
- 基本的に無料での対策が可能
- 実店舗がなくても運用できる
【デメリット】
- 検索結果の表示順が一番低い
- 効果が出るまでが遅い
リスティング広告とは逆に、基本的に無料での対策が可能(人件費等は除く)ですが、効果が出るまで遅くなります。また、検索ボリュームの高いワードを記事内に盛り込むなどの手間がかかります。ただその分、信頼の置けるホームページになり、ユーザーのクリック数も安定してきます。
MEOのメリットとデメリット
【メリット】
- 検索結果の表示順がSEOより高い
- 費用を抑えつつ運用できる
- 地図と一緒に表示される
【デメリット】
- 効果が出るまで約1ヶ月かかる
- 実店舗がないと運用できない
検索結果の表示位置及びコスト面でリスティング広告とSEOの中間に位置するのがMEOとなります。MEOは地図の他に、口コミ等や電話番号なども表示されるので、情報量としても多い広告です。
MEOは実店舗を持っていないと運用できませんが、ユーザーと自店舗への導線がスムーズな為、上位に表示されると強い集客効果を持ちます。
コンバージョン率の違い
コンバージョン(CV)とは、WEBサイトにおける最終的な成果のことです。
お客様がサイトにきて、商品が売れた場合にコンバージョン1件獲得、になるということです。
また、実店舗を持つオーナー様では「予約やお問い合わせの電話がかかってきた」と言うのもコンバージョン1件獲得となります。
リスティング広告・SEO・MEOの中で一番コンバージョン率が高いのはどれ?という所ですが、目安はこのくらいだと言われています。
リスティング広告
1%〜3%
※クリック率と検索ワードによってCV率と費用に変化があります
SEO
6%
※業界によって数値に変化があります
MEO
1%
※確実に反応があった場合の目安数値です
それぞれ費用のかけ方とワード選定によって結果が変わってくるものなので、あくまでも目安として捉えて下さい。
結果的にコンバージョン率が高いのはSEOです。理由としては、検索ワードに合致した内容が上位表示される為、コンバージョンにつながりやすくなります。
だからと言って、リスティング広告とMEOの集客率が悪いと言うことではありません。
リスティング広告は、多くの方に見てもらうには有効なツールです。
MEOは、「今すぐ客」のユーザーが検索結果を利用することが多いため、コンバージョン率が結果的に高くなると言えます。
自分の状況に合わせて、利用することが大事なポイントとなってくるのです。
業界別平均CV率目安
業界 | 平均のCV率 |
コンサルティング・ファイナンス | 10% |
メディア・出版 | 10% |
教育・医療 | 8% |
ソフトウェア・クラウド | 7% |
技術機器・ハードウェア | 5% |
製造業 | 4% |
旅行・サービス業 | 4% |
小売EC版 | 3% |
非営利団体 | 2% |
今すぐ客の呼び込みで費用対効果を高くする!
「今すぐ客」とは何か?という点に関してですが、MEOは地図とともに表示されます。
皆様は、「場所 目的(例:新宿 カフェ)のように検索して、検索結果に表示された地図や口コミを見つつ、そのお店に行った経験はないでしょうか?
これがいわゆる「今すぐ客」です。「今」お店を探しているユーザーが、検索結果を見て行動する「今すぐ客」となるので、CV率も高くなります。